真宗大谷派(東本願寺)大阪教区の御遠忌情報

第7組お待ち受け大会

2010年04月06日 火曜日  投稿者  カテゴリー7組

 去る12月12日、教区教化センター会館研修室において、宗祖親鸞聖人750回御遠忌お待ち受け大会(第7組教化委員会主催・第7組門徒会共催)を開催しました。

7組お待ち受け1 今回のお待ち受け大会に至るまで、以前より継続して様々な研修会などの教化活動を重ねておりました。その教化活動の中で、かねてよりお待ち受け大会開催の声が出ていたことや、2011年の本山御遠忌に向け、組内での教化意識の高揚になり、大きくひとつにまとまる大切な企画をしたいという願いがありました。これらの願いをふまえて、第7組教化委員会・門徒会の協力によりお待ち受け大会の計画が進められました。

 組内の教化委員会で数回の打ち合わせでは、大会の運営と内容に関して様々な積極的な意見が出され、内容は法要と記念講演ということに決まりました。

 組内寺院と門徒会を通じ大会への参加を呼びかけるにあたり、参加者に関心を持っていただく内容にしたいことから、法要は奏楽入り同朋唱和を目指し、講演はなじみが薄いが各地で話題になりつつある節談説教が企画されました。2ヶ月前から参加募集をしたところ、すぐに定員を超えてしまい運営側としては喜ばしいことですし、運営者一同がこの大会を是非成功させたいという思いが出たことはいうまでもなく、より大きく一つにまとまる第一歩になったと思われます。

7組お待ち受け2 お待ち受け大会当日は170余名の参加者で賑わい、会場は早くから満席となり熱気に包まれ寒さも忘れるほどの盛り上がりとなりました。第1部にて、『宗祖親鸞聖人御遠忌同朋唱和勤行集』を活用し、組内住職・「寺族」により奏楽入りにて逮夜勤行が執行されました。楽が入ったお勤めで参加者の皆さまと共にすばらしい正信偈の唱和ができたと、ご門徒の方々から感動の声があちこちで聞こえました。第2部の記念講演には、真宗独特の布教手法である節談説教が、藤野宗城師(近江第7組淨念寺住職)により行われました。あまり聴聞したことのないお説教ということで、開催前から関心を持って参加された方がたくさんいたと聞いています。節談の内容は、親鸞聖人が比叡山において修行されていた時代のご苦労を語っていただいたのですが、艶のあるすばらしい声と、巧みな七五調の節まわしで、楽しく心ひかれるお説教となりました。また、閉会前に大阪教区のキャラクターであるブットンくんの登場によって、会場の盛り上げに一役関わってもらい、和んだ雰囲気になったことはいうまでもありません。

 この大会が成功した要因は、住職・「寺族」・青年会・坊守会・門徒会の方々の惜しみない協力があったからこそであり、この協力体制を持続させて、より一層第7組の教化活動を充実させるべく取り組みしてゆく所存です。

 この大会を終えて、組内の寺院ならびにご門徒の方々においては、宗祖御遠忌に向けての関心は高く気運が高まっていることを確信いたしました。本山御遠忌団体参拝に向けた準備段階として貴重な大会になったことと思います。

第7組常圓寺 越谷彰元(『しゃらりん』より)

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