真宗大谷派(東本願寺)大阪教区の御遠忌情報

第15組お待ち受け大会

2010年03月04日 木曜日  投稿者  カテゴリー15組

15組お待ち受け大会さる2009年6月6日、大阪教区第15組では宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け大会として、第 38 回仏教文化講演会を、大東市民会館において開催しました。

この仏教文化講演会は1971年(昭和46 )から、仏教、真宗の教えに造詣の深い先生方をお迎えして、毎年継続して開催しています。今回は御遠忌お待ち受け大会として、宗祖親鸞聖人について多くの方に知っていただく機会となる事を願って開催しました。

当日は、まず舞台上に安置された本尊に向かい、参加者全員で正信偈同朋奉讃式の勤行を行いました。勤行に引き続き、開会の挨拶として藤本裕正組長から御遠忌お待ち受けに向けてこの講演会開催の趣旨が話されました。また、小松崇大阪教区会議長から宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌を迎えるにあたり、その意義など挨拶が行われました。講演会は大谷大学文学部の沙加戸弘教授を講師に迎え「『親鸞聖人伝絵』に学ぶ」と題して、約2時間にわたり行われました。

講演では、まず親鸞聖人が教示された仏教はどのような教えであったのかについて、生活での身近な例をあげて語られました。続いて舞台左右に御絵伝四幅を安置し、中央に設置したスクリーンに御絵伝のスライドを映写して、講談のような語りに会場の雰囲気を変化させ、鳥の羽を絵の指示棒として用いて絵解き風に御絵伝に描かれている「得度」や「信行両座」「弁円済度」など1 段1段を取り上げ、そこに描かれた親鸞聖人の生涯について、ユーモアを交えて講演されました。公演時間の関係で、四幅すべての絵解きは叶いませんでしたが、御絵伝に表されている親鸞聖人のご生涯を学ぶ事を通して、聖人の課題が現代の私たちひとりひとりにとっても課題となっていることを御教示いただきました。

その後、五辻信行難波別院輪番が挨拶を行い、恩徳讃を斉唱して講演会を閉会しました。

また、 15組では2011年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌に向け、推進員養成講座の開催を企画し、現在各寺を通じて参加を呼びかけています。

(しゃらりん20号より 第 15 組本念寺・辻岡 恵さん)

トラックバック・ピンバックはありません

現在コメントは受け付けていません。