お待ち受けコーラス大会に参加して
一番小さな子は2歳から一番大きな子は13歳。日頃、組内青年部で顔を合わす寺族の子どもたちと、今回は門徒さんの子どもたちも交えて、25名が合唱団としてコーラス大会への出場を決めました。組内寺院の本堂で月1回から2回の練習。練習の後はお菓子を配ります。(これが目当てか?)子どもたちは初めて会った子ともちゃんとコミュニケーションをとっていることに驚かされます。歌の練習という名の「子ども会」が行われているといった感じの集いとなっていました。
さて、当日御堂会館大ホールには各寺院、組のコーラスグループ16団体が出場。その中で私たちは唯一の少年少女合唱団でした。お揃いのTシャツにバンダナ。緊張の面持ちでステージに整列。観客席からは「かわいいー」と声が上がり、一気に大ホールが笑顔に包まれました。その瞬間、子どももそれを見守る大人もホッとしたのが正直な気持ちです。
この合唱団は上手かと言われれば、少し苦笑いをしなければなりません。しかし子どもたちが笑顔で歌う姿は元気な「歓び」に満ちています。「天使の歌声」と言ったのはウィーン少年合唱団だったでしょうか。それならば、この子どもたちはさしずめ「仏の子の歓声」と言ったところでしょう。この大会への出場が、これからの組内の青少年活動への大きな足がかりになればと期待したいところです。
(17組 廣瀬 俊)