真宗大谷派(東本願寺)大阪教区の御遠忌情報

難波別院で荘厳に新年互礼会

2013年02月01日 金曜日  投稿者  カテゴリー『南御堂』, 教区御遠忌

難波別院で荘厳に新年互礼会

共に手を携え御遠忌をお迎え

満堂の参集と共に高らかに正信偈の勤行さる1月8日、大阪教区新年互礼会(難波別院・大阪教区共催)を、今年は難波別院を会場にし、2部構成にして盛大に開催された。当日は、教区内寺院住職、坊守、門徒をはじめ、来賓に政財界の関係者や大阪府・市仏教会役員を迎えて、総勢250人が出席した。

 

五辻輪番 年頭の挨拶第1部では、難波別院本堂で法要・式典などが行われ、昨年御修復を終えた内陣の輝きを受けて、「正信偈」の勤行の声が響き渡った。引き続き、五辻教務所長・輪番が年頭の挨拶を行い、「今年は、第12代教如上人400回忌の年を迎えます。教如上人は、東本願寺創設に先立ち、大谷本願寺の伝統を再興したいと、 この難波別院の礎を築かれました。今日、津村別院・北御堂と共に、大阪のメインストリートである御堂筋をなす両御堂が存立し、地域社会の皆様と共に様々な 活動に関わりを持っている意味を、宗祖御遠忌法要厳修を機会に一層闡明し、新たな取り組みを進めて行かねばなりません。大谷暢顯ご門首の継承祝賀の集いに浄土真宗本願寺派のご門主から大変意味深いお言葉を頂いたことを今でも覚えています。それは、これからは東西本願寺の垣根を低くし、切磋琢磨し共に現代社会の様々な苦難苦悩に応えるようなメッセージを発信し、共に興隆していく道を開いていかなければならないとの温かいお言葉でした。単に境内の中で、内々で法要を勤めて自画自賛するのではなく、地域社会との門戸を開き共に手を携え、御遠忌法要をお迎えしたいと思っています」と語った。

永年功績者顕彰式引き続いて、昨年数えで75歳を迎えた住職、前住職12人の「永年功績者顕彰式」が行われ、代表者に感謝状と記念品が手渡された。

仏教讃歌で荘厳な雰囲気にその後、来賓の菅義成・浄土真宗本願寺派津村別院輪番、左藤章・衆議院議員、村井康利・部落解放同盟大阪府連合会副委員長から祝辞が述べられた後、松井一郎・大阪府知事からのメッセージが披露された。第1部の最後には、大阪御堂合唱団と教区坊守会有志による仏教讃歌の声が参加者の胸に響いた。

 

続いて第2部は、会場を御堂会館A・B展示室に移して祝賀懇親会が開催された。伊東憲秀・教区会議長より挨拶が行われた後、内山宗之・教区門徒会長が乾杯の発声を行い歓談に入った。

第2部の祝賀懇親会の様子会はなごやかに進み、会場ではいたる所で年頭の挨拶が交わされる中、来賓より祝辞が述べられた。また、会場では御遠忌法要に向けた意見交換が相互に交わされ、活動のアピールの場として教区内の学習会の各団体代表者から積極的な取り組みが発表された。

その後、多田孝圓・難波別院責任役員が「真に意味のある御遠忌となることを切に願います」と御遠忌円成を願う挨拶を行った。

なお、難波別院の本堂で久しぶりに行われた今回の互礼会に、参加者からは「例年のホテルでの開催よりも、荘厳で充実した内容でした」と、称讃の声が多数寄せられた。

(「南御堂』 第608号 2013年(平成25)2月1日 発行)

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