「愚者になりて往生す」
4月25日(木)午前8時〜 晨朝
親鸞聖人は法然上人と別れて50年以上経た、88歳の時のお手紙の中に、「たしかにうけたまわり候いし」として、法然上人のお言葉を関東の門徒たちに紹介されています。そのお言葉こそが、「浄土宗の人は愚者になりて往生す」です。宗祖の心の底に、いつまでも残り続けた師匠法然のいのちの言葉だったのでしょう。今のこの時代、このことについて私たち真宗門徒は今一度深く思いをいたさなければならないように思います。
(「南御堂』 第607号 2013年(平成25)1月1日 発行)