真宗大谷派(東本願寺)大阪教区の御遠忌情報

4月25日(木)逮夜 「『御絵伝』を絵解きする」 第22組 南溟寺 住職 戸次 公正

2013年03月25日 月曜日  投稿者  カテゴリー教区御遠忌

「『御絵伝』を絵解きする」

minamimido_201301_bekkikoushou第22組 南溟寺 住職 戸次 公正(べっき こうしょう)

4月25日(木)14:00 逮夜(女性僧侶による法要) 『御伝鈔』上巻絵解き・拝読

報恩講や御遠忌法要のさいには親鸞聖人の伝記である『御伝鈔』が朗々と拝読されます。
その伝記はもともと詞(ことば)と絵が交互に収められた巻物になっていました。
やがて絵画の部分が掛け軸となって本堂内に掲げられるようになります。これが『御絵伝』です。そこには親鸞聖人の生涯と教えが描かれています。さらに各場面には、季節の風物とともに聖人が出遇われた師と友同朋に関するメッセージがこめられています。
昔はその心を読みとく「絵解き」がユーモアをまじえて行われてきました。「絵解き」は中世日本に能や狂言などの演劇が誕生する以前の「小劇場」だったのです。その系譜は形を変えて遺っています。紙芝居、スライド、絵本、マンガ、映画、TV ゲームにまで…。
私も古の人びとの智慧を受け継ぎながら、その心を子や孫にわかる言葉で語る「現代の絵解き」をしていきたいと願っています。

(「南御堂』 第607号 2013年(平成25)1月1日 発行)

翌、4月26日(金)14:00 逮夜の法座にて、『御伝鈔』下巻絵解きがあります。

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