真宗大谷派(東本願寺)大阪教区の御遠忌情報

同朋大会趣旨文

2010年03月20日 土曜日  投稿者  カテゴリー教区お待ち受け

同朋大会チラシ表2010年5月8日難波別院を会場に行われる「第38回大阪教区同朋大会」のポスター・チラシが教区内全寺院に発送されました。ポスター・チラシは「ダウンロード」よりご覧いただけます。ここでは、チラシに添えられた同朋大会の「趣旨文」を紹介したします。

「このたびの大阪教区同朋大会は、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌のお待ち受け事業の一環として開催されます。今から七百五十年前、濁世にまみれた群生と、共に生きられた親鸞聖人は「御同朋」という表現をもって、他でもない我々の「いのち」がみな輝いている存在であると見い出してくださいました。 

 しかし、現代社会に生きる我々の姿は、理知の闇に迷い、苦しみ、不安に苛まれ、疲れきったものとなっているのではないでしょうか。人間の普遍的・根源的な願いとして、生まれた意義や生きる喜びを見い出し、自分自身の存在が認められているという実感を持つことは難しくなってきているように感じられます。

 そのなか、大阪教区御遠忌テーマである「いのち輝け! 今、いのちがあなたを生きている」と同一のテーマを掲げて、今回の教区同朋大会を開催します。

 このテーマは、阿弥陀仏からの我々に対する呼びかけであり、その願いが表現されています。「いのち」そのものに目覚めてほしい、そしてその「いのち」は、私たちのところまで連綿と受け継がれてきた事実であることに気づいてほしいと、受け止めて表わされたものです。

 宗祖親鸞聖人七百回御遠忌を契機に産声を上げた真宗同朋会運動は、親鸞聖人の顕かにされた本願念仏のみ教えに、我々一人ひとりが「個の自覚」に立ち、我が身の在り方を問い直す至純なる信仰運動です。

 この運動が提起されて、初めてお迎えする宗祖の御遠忌を目前にして、大阪教区の御同朋・御同行が一堂に会し、自身の在り方を共に確かめ合いたいと願っております。

 皆さまのご参加を心からお待ちしています。」

トラックバック・ピンバックはありません

現在コメントは受け付けていません。