今日20日は親鸞講座の奈良での開催日。やまと郡山城ホールを会場に大谷大学教授の延塚知道先生をお迎えして講演が行われました。
400名弱の多数のみなさんにご参加いただきました。開催スタッフの方々がたいへんご尽力されたとうかがっています。難波別院での1回目の講座の半分ですが、大和大谷別院で行われる例年の行事で通常およそ100名の参加者ですから、かなりよい成果ではないでしょうか。
私もお参りの際にこの講座をご門徒さんにお誘いしてきましたが、「う?ん、その頃は農作業が忙しいから…」という返事が多くありました。田舎ではこの時期、田植えや夏野菜の世話で忙しいんです。にも関わらず、忙しいから無理…とおっしゃっておられた方を会場で見つけた時は本当に嬉しかったです。
大阪に比べ、そうした奈良という地域の事情や人口や交通事情を考えれば、なおさら今回は本当に多数の方々にご参加いただけたと思います。
さて、講演は御遠忌テーマである「今、いのちがあなたを生きている」を講題に、いつもの延塚先生節で楽しくわかり易いご法話をいただきました。
いのちはいただいたもの。いのちだけではなく全てがいただいたものであるのに、人間は自分の側から考えてしまいます。だからこのテーマの言葉を理解しにくいのです。
私が私を見ても、よく見ようとする計らいによって正しく見ることができません。ですから、仏さんの目で見ていただくんですよ。本願に照らされてこそ、私の本当の姿がわかるのです。…そのようなお話でした。
来週の28日は再び難波別院で第2回目の講座が開かれます。今日に負けない多くのみなさまのご来場をお待ちしております。