教区内別院にて順番に開催されるお待ち受け法要も、難波別院、茨木別院が終了し今回の天満別院で三ヶ所目となります。2010年5月15日（土）、満堂のお参りの中、天満別院にてお待ち受け法要が厳修されました。

まず、明石輪番のご挨拶で法要ははじまりました。次に他別院と同様、教区坊守会のコーラスと共に、音楽法要形式で勤行が行われました。

続いて田代俊孝先生（同朋大学大学院教授）に「ひと・ほとけ・いのち?今、いのちがあなたを生きている?」との題で、ご法話いただきました。現代社会はいのちを科学的・物質的な「生命」として自らの所有物だと思っていると臓器移植や、「長寿こそ幸せ」という風潮などを例にあげながらお話しいただき、そうではなく「涙の出るいのち」「共なるいのち」「つながるいのち」としての「いのち」を持つことこそが大事なのだとお話しいただきました。「いのち」について改めて考えさせられた大事なご法話だったと感じました。

最期に寺林御遠忌委員より挨拶があり、今回のお待ち受け法要は終了いたしました。

続いて6月27日には大和大谷別院、7月3日には八尾別院でそれぞれお待ち受け法要が厳修され、10月27,28日難波別院にて最期のお待ち受け法要が報恩講と兼修して行われます。みなさまぜひ足をお運びください。