音楽法要に参詣して ?歌声が届くことを願い
少し紅葉が色づき始めた2011年11月19日に、、宗祖親鸞聖人750回御遠忌讃仰音楽法要に参拝させていただきました。あいにくの雨でしたが、難波別院から団体バス参拝を企画していただき、快適に一日を過ごすことが出来ました。
その後、御影堂に移動。出仕されている女性の姿もみられ、老若男女問わず約150名のコーラスの方と共に、14時から音楽法要が開催されました。
現代語訳された伽陀・三帰依文・回向文を、新実徳英氏の作曲により、僧侶・門徒が共にお勤めし、親しめる法要となることが願われ勤修されました。初めて聞いた音楽にもかかわらず、知らず知らずのうちに、一緒に声を出して歌っておりました。今までの音楽法要は受け身でしたが、一緒に歌うことで尊前を荘厳させていただき、とても感動いたしました。
東舘紹見氏の記念法話では「身に故郷があり、魂に浄土がある」と米沢先生のことばをいただきました。命の尊さ、決して人間は図り知れない想定外のことが自然では起こると、今回の東日本大震災において思い知らされたと語られておられました。
今後、復興を目指しておられる方々に、全国各地の音楽法要の歌声が届くことを願い、帰路に着きました。
豊島幸代(第9組看景寺坊守)
『しゃらりん』第26号より