「始まりとしての浄土」

第17組 法觀寺 住職　廣瀬 俊（ひろせ すぐる）

4月27日（土）16:30　第２逮夜　子どもの出仕による法要

「浄土で終わるんではないんだ、浄土から始まるんだ。こういう教えが浄土真宗なんだ」という信国淳先生の言葉に教えられながらも、宗祖親鸞聖人が名告られた浄土真宗の土台としての浄土が、ともすれば亡くなってから行く場所としか了解されていない現代。私たちはこの浄土を見失ったことにも気付かないで日々を過ごしている。
今一度、生きる方向性として、また始まりとしての浄土を確かめながら考えてみたいと思います。

（「南御堂』　第607号　2013年（平成25）1月1日　発行）