南御堂シアター第1弾 最終回 映 画『311』上映
映画製作の願いを通して 自身を課題とする視点
森達也・綿井健陽監督を迎えて
さる12月20日、御遠忌教化事業部会主催で「南御堂シアター第1弾」の最終回となる映
画『311』の上映が御堂会館大ホールで開催され、約400人を超える参加者が訪れた。
当日は、映画上映の後、監督の森達也氏・綿井健陽氏を迎えて、大阪教区御遠忌委員会や大谷青年会の若手メンバーが登壇し=写真、トークセッションを行った。
両監督は、被災地の取材を通して感じているさまざまな問題や、映画製作から劇場公開に至る経緯や願いについて熱く語った。
森監督は「すべての他者の怒りや悲しみを共有しながら生きることはできない。そういう自分の本質的な冷酷さを自覚することが大事です」と語り、被災地の現状から、これを自分自身の課題として受けとめるという大切な視点の学びとなった。
(「南御堂』 第607号 2013年(平成25)1月1日 発行)
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